・女魔法使い
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・ジョン
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・女魔法使い |
ここね・・・ ここが 世界中で一番旅の扉の多い場所
でも こんなに多くちゃ どの扉に入ったらいいのか全然わからないわ・・・・・・
とりあえず 誰か出てくるのを待ってみよっと 有力な情報が手に入るかもしれないし
(ブゥゥゥゥゥン ピロピロピロピロ メキャッ! モキャッ! スピャッ! ホーホケキョ!)
あっ 変な効果音と一緒に誰か出てきたわ
!? あの手に持っているのは まさか・・・!?
ん!? 私の名前はジョン だから ヒゲの形が
J だ
そっ!? それはブルーオーブ!!?
あの!! 初対面でこんな事を言うのもなんですけど お願いです!!
それを私に貸してください!!! 後で必ず返しますから!!! お願いしますっ!!!
駄目だ!!! これは封印しなければならない禁断の兵器だ!!!
!? ・・・・・・どういう事ですか?(汗)
見ろ・・・・・・ このブルーオーブに水道の蛇口を付けると 水が出てくる! ワァオ♪
無限に出てくるんだ!! ワァオ♪
この水を出しっぱなしにすると どうなると思う・・・・・・ 世界が滅んでしまうのだ!!!
それだけは避けなければならないッ!!!
・・・・・・すごい・・・・・・ ブルーオーブに世界を滅ぼすチカラがあったなんて・・・・・・
無限に水が出る事も凄いけど オーブに水道の蛇口を付けようと思った発想も凄いわ!!
だから 私はブルーオーブを封印するッ!! 止めたって無駄だぞッ!!!
愛と正義の作業服・水道戦士ジョンの名にかけて 必ずや自宅に封印するッ!!!
そして 「今月は500ゴールドかかる水道料金がタダで済んだ♪」という計算をするのだ!!
ワァオ♪
それ・・・封印じゃなくて活用っていうんですけど・・・・・・
どうしてもこのブルーオーブが欲しいというのなら 力づくで奪い取ってみろ!!!
・・・はっ!?
水道戦士の私が魔法使いに勝つのは無理・・・ むぅぅ・・・ 私の負けだ・・・
ならば仕方がない このブルーオーブを貸そう!!
だが くれぐれも悪用だけはしないでくれ あと 私も一緒について行くから よろしく!!
というか 最初から君に悪意が無いのはわかっていた!! だから貸すんだ!!
・・・この人 ちょっと変だけど・・・ カッコイイわ
――― 魔法使いちゃんは 愛と正義の作業服・水道戦士ジョンに恋をしました ――― |